“チベツト”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ちべつと
語句割合
西蔵50.0%
西藏50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそろしく至れり尽せりの外客整備に旅人はただ茫然として突き放されてゐる。此日小高い山腹の曹洞宗木食上人道場自在庵を訪ふ。洒脱な住職が慧海師将来の西蔵チベツト仏などを見せてくれた。
気仙沼 (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)
西藏チベツトでは死人の肉を鳥に喰はせるのが禮式だと云ふし、南洋のある島では老父母を殺して其の肉を喰ふのが子たるものの義務になつて居るさうだ。人種には人種特別の習慣があるから致し方がない。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)