“セオリー”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
理論66.7%
仮説33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その理論セオリーに喰込んで考えたりしている時間が本当の仕事をしている時で、実験準備の細々こまごました手仕事などをしている時間は頭に休養を与えているのであるというような結論になりそうである。
米粒の中の仏様 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
総て芸術上の理論セオリーなどゝいふものは、それ自身には、常に一つの美しい真理と、新しい香りとを含んではゐるが、その実行に当つて、やゝもすれば極端な反動的偏見を曝露して、自縄自縛に陥り
演劇一般講話 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
所で僕の仮説セオリーと云うのは、至極単純な観察から出発している事なんだ。大体君達は、この屍体を見た瞬間に何か触れたものがあった筈だよ。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ねえ、絶望と法悦? 確かに悲壮な恍惚状態と云えるじゃないか。そして、それから、僕の仮説セオリーが出発しているのだよ
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
つまり、詩語には、特に強烈な聯合作用が現われる——という、ブルードンの仮説セオリー剽竊ひょうせつして、それを、殺人事件の心理試験に異なった形態かたちで応用しようとしたのです。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ところで、僕はゴールトンの仮説セオリー剽竊ひょうせつして、それで、レヴェズの心像を分析してみたのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)