“仮説”のいろいろな読み方と例文
旧字:假説
読み方割合
セオリー50.0%
かせつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
所で僕の仮説セオリーと云うのは、至極単純な観察から出発している事なんだ。大体君達は、この屍体を見た瞬間に何か触れたものがあった筈だよ。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ねえ、絶望と法悦? 確かに悲壮な恍惚状態と云えるじゃないか。そして、それから、僕の仮説セオリーが出発しているのだよ
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「そうだったな。よろしい、一つ大胆だいたん仮説かせつを立てて、そこからはいり込むことにしよう」
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それは病躯びょうくささえて、ともかくも此処まで生きのびてきた自分が、もはや青春の仮説かせつの外に遠くはみだしていることを意味する。前述の『親馬鹿の記』の中で、私は次のごとき感慨をもらした。
親馬鹿入堂記 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)