“サラセン”の漢字の書き方と例文
語句割合
回教100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されど、神もし地獄の陰火をともし、永遠限りなくそれを輝かさんと欲せんには、まず公刑所の建物より、回教サラセン式の丈高き拱格アーチうにあらん。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ほんのり色付いた桜の梢を雲のようにして、その上に寛永寺かんえいじあか葺屋根が積木のようになって重なり合い、またその背後には、回教サラセン風を真似た鋭い塔のさきや、西印度式の五輪塔でも思わすような
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)