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わらわやみ
ふりがな文庫
“わらわやみ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
瘧病
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瘧病
(逆引き)
今月の十幾日ごろから私は
瘧病
(
わらわやみ
)
にかかっておりましたが、たびたびの発作で堪えられなくなりまして、人の勧めどおりに山へ参ってみましたが
源氏物語:05 若紫
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
その時分に
尚侍
(
ないしのかみ
)
が御所から自邸へ退出した。前から
瘧病
(
わらわやみ
)
にかかっていたので、
禁厭
(
まじない
)
などの宮中でできない療法も実家で試みようとしてであった。
源氏物語:10 榊
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
源氏は
瘧病
(
わらわやみ
)
にかかっていた。いろいろとまじないもし、僧の
加持
(
かじ
)
も受けていたが
効験
(
ききめ
)
がなくて、この病の特徴で発作的にたびたび起こってくるのをある人が
源氏物語:05 若紫
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
山の上の聖人の所へ源氏の中将が
瘧病
(
わらわやみ
)
のまじないにおいでになったという話を私は今はじめて聞いたのです。
源氏物語:05 若紫
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
その後源氏は
瘧病
(
わらわやみ
)
になったり、病気がなおると少年時代からの苦しい恋の悩みに世の中に忘れてしまうほどに物思いをしたりして、この年の春と夏とが過ぎてしまった。
源氏物語:06 末摘花
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
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