“ろぼ”の漢字の書き方と例文
語句割合
鹵簿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抽斎は大名の行列をることを喜んだ。そして家々の鹵簿ろぼを記憶して忘れなかった。「新武鑑」を買って、その図に着色して自らたのしんだのも、これがためである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
明治十一年——明治天皇が北国御巡幸ほつこくごじゆんかうの際、九月三十日午前十一時五十分、鹵簿ろぼ粛々として東水橋町に御着輦ごちやくれんになり、慮瀬といふ旧家に御座所を設けたが、その時の行列は八百三十五人
念仏の家 (新字旧仮名) / 小寺菊子(著)
曰く〈ここにおいて忠広荘内に百石を給い(その子)光正を飛騨に幽し餼廩きりん百人口を給う、使者本門寺に往き教を伝う、忠広命を聴き侍臣に命じて鹵簿ろぼ中の槍を取り、これを使者に示して曰く