“ろっこうし”の漢字の書き方と例文
語句割合
六角牛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また閉伊へい郡の六角牛ろっこうし山では、青笹村の某が山に入ってマダの樹の皮を剥いでいると、じっと立って見ていた七尺余りの男があった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
山口村より六角牛ろっこうしの方へ入り路のりも近かりしかど、近年この峠を越ゆる者、山中にて必ず山男山女に出逢であうより、誰もみなおそろしがりて次第に往来もまれになりしかば
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
四二 六角牛ろっこうし山のふもとにオバヤ、板小屋などいうところあり。広き萱山かややまなり。村々よりりに行く。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
四方の山々の中に最もひいでたるを早池峯はやちねという、北の方附馬牛つくもうしの奥にあり。東の方には六角牛ろっこうし山立てり。石神いしがみという山は附馬牛と達曾部たっそべとの間にありて、その高さ前の二つよりもおとれり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)