“ろいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蝋色77.8%
絽色11.1%
臘色11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蝋色ろいろさやの細いやつをややおとしめにたばさみながら、りゅうとしたいでたちで、さっとばかりに立ち上がりました。
鞘は別に念の入れようは有りません絽色ろいろで、丸繰形身まるぐりがたみ入れ白に成っており、淵頭ふちかしら赤銅七子しゃくどうなゝこで金の二疋の狂い獅子、目貫は横谷宗珉よこやそうみんの一輪牡丹に、鍔は信家のぶいえでございます。
兜はなくて乱髪がわらくくられ、大刀疵たちきずがいくらもある臘色ろいろ業物わざものが腰へり返ッている。手甲てこうは見馴れぬ手甲だが、実は濃菊じょうぎくが剥がれているのだ。
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)