“れんく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聯句57.1%
連句42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後年に至って、わたくしは大田南畝おおたなんぽがその子俶ししゅくを伴い御薬園の梅花を見て聯句れんくを作った文をよんだ時、小田原城址じょうしの落梅を見たこの日の事を思出して言知れぬ興味を覚えた。
十六、七のころ (新字新仮名) / 永井荷風(著)
張園のに桂花をかざしにした支那美人が幾輛となく馬車を走らせる光景。また、古びた徐園の廻廊に懸けられた聯句れんくの書体。薄暗いその中庭に咲いている秋花のさびしさ。
十九の秋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
これに対する有益なヒントはたとえば俳諧はいかい連句れんくの研究によっても得られる。
映画時代 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)