“りょけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
呂虔80.0%
呂建20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一族の曹真は、このときも先鋒に当り、張遼、張郃ちょうこう文聘ぶんぺい、徐晃などの老巧な諸大将がそれを輔佐し、許褚きょちょ呂虔りょけんなどは中軍護衛として、皇帝親征の傘蓋さんがい旌旗せいきをまん中に大軍をよせていた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それにひるんで、薛蘭が逃げ出してゆくと、曹操の陣後から、呂虔りょけんがひょうッと一箭を放った。——は彼の首すじを射ぬいたので、許褚の手を待つまでもなく、薛蘭も馬から転げ落ちた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど関平の勇は、徐商を追い、呂建りょけんを斬り立て、かえって彼らをあわてさせた。そして遂に逃げ走る二人を追いかけ追いかけ、十余里も追撃した。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
徐商と呂建りょけんの二隊に、自身の大将旗をかかげさせて正攻法をとらせ、彼自身は五百余騎の奇襲部隊を編制して、沔水べんすいのながれに沿い敵の中核と見られる偃城えんじょうの後方へ迂廻した。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)