“りょうどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
糧道83.3%
両童16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつか四どう糧道りょうどうをふさがれ、洛内の食糧は極度に枯渇こかつしてきたのである。いまにして、後醍醐の帷幕いばくは、さきに正成がすすめた戦略を、実施させていたとみえる。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
糧道りょうどうの一つはあすから開ける。——佐々木道誉、斯波しば高経らが、あとにあって、東海の糧米を、やがてどしどし輸送して来よう。これで洛中の士気はいちばい高まる
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と思っていると、また、パッと立つほのおあかりに、両童りょうどうのすがたが黒くきだす。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)