“りょうがえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
両替87.5%
両換12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「え——長浜というところへ両替りょうがえに行って下さい、友さんはただ、用心について行ってくれさえすればいい、万事はこの人たちに頼んであるから」
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その東京の街路の雑沓ざっとう、「大吉だいきち」だの、両替りょうがえだの、薬玉くすりだまだのの看板が、軒ごとに並んでいた下町の姿は、単に懐古的な意味でなつかしいというだけではない。
日本のこころ (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
橋のたもとには、女房達が、ずらりと大地に並びまして、一文二文に両換りょうがえをいたします。さあ、この橋が宇治橋と申しまして、内宮様ないぐうさまへ入口でござりまする。川は御存じの五十鈴川いすずがわ、山は神路山かみじやま
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)