“りゅうかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
劉恢50.0%
劉璝50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五台山の劉恢りゅうかいの家に養われて、久しく時を待っていた彼女は、その後玄徳に迎えられて、室に侍したものであった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「志を得ぬ鬱勃うつぼつをそういうほうへ誤魔化しはじめると、人間ももうおしまいだな。……また、あの女も女ではないか。あれは劉恢りゅうかいの娘でもないし、いったい何だ」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はい、てまえが、当家のあるじ劉恢りゅうかいです。ようお越しなされました。お身の上は最前、張飛どのから聞きましたが、どうぞお気がねなく、一年でも二年でも遊んでいてください。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
主の劉恢りゅうかいのいる棟やその家族らの住む棟の燈火は林泉をとおして彼方に見えるのであった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、痛嘆する一部の側臣を尻目にかけ、劉璝りゅうかい冷苞れいほう張任ちょうじん鄧賢とうけんなどは
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この奇襲に、冷苞の勝色は、たちまち変じて、敗色を呈し、算をみだして、劉璝りゅうかいの陣地へ退却して行ったが、おどろくべし、そこの営内にはすでに見馴れない他人の旗が翩翻へんぽんとたなびいていた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
腑甲斐ふがいなき二将軍かな」と、同僚の呉懿ごい劉璝りゅうかいたちが歯ぎしり噛んで
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
冷苞れいほう劉璝りゅうかい鄧賢とうけんなどという幕将たち、手に手に剣を抜きつれて
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)