“りやうちゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
両乳50.0%
兩乳50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかれども陰陽和合して人をなすゆゑ、男に無用の両乳りやうちゝありて女の陰にかたどり、女に不要ふよう陰舌いんぜつありて男にかたどる。気中に活動はたらく万物ばんぶつもるる事なし。
兩手を上げて後頭部をさゝへた脇の下から兩乳りやうちゝのふくらみが、ともしびの光を正面まともに受けて、柔い線をば浮立つばかり鮮かにさせて居る。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)