“りひきょくちょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
理非曲直100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物わかりが好ければ政治なぞには、夢中になれぬ筈ではないか? 理非曲直りひきょくちょくわきまえずに、途方とほうもない夢ばかり見続けている、——そこが高平太たかへいだの強い所じゃ。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「判官としては、古今無類の仁じゃが、政治の妙機みょうきは判らぬでのう。法は活物いきもの、臨機応変に妙味があるが、越前のは理非曲直りひきょくちょく、ただ法をげない事にもっぱらで——」
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
理非曲直りひきょくちょくは二の次である、血を見ることが出来、切り合うことが出来る、これだけでもう満足であった。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)