“よるよなか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夜夜中90.9%
夜々中9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いくら芸妓だって、あなた、酔興で夜夜中よるよなか、こんなところに転がっている者があるものですか……云々うんぬん
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
權「他に心得はねえが、夜夜中よるよなか乱暴な奴がへえるとなりませんから、わしゃア寝ずに御殿の周囲まわり内証ないしょうで見廻っていますよ、もし狐でも出れば打殺ぶっころそうと思ってます」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「お願いだから、可いんだから、それでないと実に面目を失する。こうやって顔を合していても冷汗が出るほど、何だかきまりが悪いんだ、夜々中よるよなか見ず知らずが入込んで、どうも変だ。」
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)