“よゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
余裕73.3%
餘裕25.0%
余悠1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一夜あるよ、清三は石川に手紙を書いた。初めはまじめに書いてみたが、あまり余裕よゆうがないのを自分で感じて、わざと律語りつごに書き直してみた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
どうして、手前なんぞ足もとへだつて寄りつけるこつちやないぞ! ただ、それだけ懷ろに餘裕よゆうのないのが不仕合せといふものさ。
狂人日記 (旧字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
ず感じられる欠点は、先を急いで余悠よゆうがなく、描写から来る詩味に乏しく、謎を解く鍵には間違いはなくとも、その解き方に奇想天外がなく
日本探偵小説界寸評 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)