“よもやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四方山85.7%
四方八方13.2%
四方八面1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある晩双鶴館そうかくかん女将おかみが話に来て四方山よもやまのうわさのついでに倉地の妻の様子を語ったその言葉は、はっきりと葉子の心に焼きついていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
平次は用意の束脩そくしゅうを二人分、お盆を借りて差出し、その日は四方八方よもやまの話だけで帰りました。戸口を出るともう
沈黙家と評判の貞之進に似合ずぽつり/\と今夜に限って四方八面よもやまの浮世の沙汰、女房は隔意こころおきのある中にも解けて、いつか話が一昨日の鳴鳳楼の懇親会に及んだ時
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)