“よしますとうどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
吉益東洞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されど我國の醫史に據れば、温補の方盛に用ゐられて、漢醫の道衰へたるを、吉益東洞よしますとうどう永富獨嘯庵ながとみどくせうあんの輩起りて、古方を唱へ、劇藥を用ゐ、一度は廻瀾くわいらんの功を奏しき。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
関西では吉益東洞よしますとうどう、といふやうな名医が出て、共に古方こほうの復興を唱へ、実技もおおいあらたまり、この両派の秀才が刀圭とうけいつかさどる要所々々へ配置されたが、一般にはまだ、行きわたらない。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
そのほか吉益東洞よしますとうどうなどとう医家が名だかくなって全国に聞こえるようになったのでしたが、同藩の小杉玄適が東洋のもとで学んでから、江戸に来て盛んに古医方こいほうということを称えたので
杉田玄白 (新字新仮名) / 石原純(著)