“よざかり”の漢字の書き方と例文
語句割合
世盛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
莞爾にっこりしたが、勝山の世盛よざかりには、団扇車で侍女こしもとが、その湯上りの霞を払ったかんざしの花の撫子なでしこの露をいと日覆ひおおいには、よその見る目もあわれであった。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
診察室を出て来たが、深川の勝山、まだ世盛よざかりの頃で、お夏その時は高島田の、年紀とし十七であった。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)