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ようれつ
ふりがな文庫
“ようれつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
庸劣
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
庸劣
(逆引き)
信雄は
欣然
(
きんぜん
)
として、長島へ帰った。
庸劣
(
ようれつ
)
なこの
公達
(
きんだち
)
は、秀吉から約された微々たる
戦捷
(
せんしょう
)
の分け前をもって、鬼の首でも取ったように、
得々
(
とくとく
)
として去った。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
史家評して
庸劣
(
ようれつ
)
と為す。思ふに実朝は庸劣為すなきの人に非ざりしも年歯弱少にして威中外に加はらず、その漸く長ずるに及んでかへつて早く北条氏のために
嫉
(
ねた
)
まれ終に刺客の手に
斃
(
たお
)
れしなり。
病牀譫語
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
信雄のお人よしな
庸劣
(
ようれつ
)
さにくらべれば、信孝はなお
聊
(
いささ
)
かは骨があった。才略なき鼻ッぱしには過ぎなかったが、尾張の
野間
(
のま
)
まで逃げのびて、そこの一寺で腹を切った最期のもようも、さすがに
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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