“ようゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
楊雄60.0%
熔融20.0%
養由20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漢学者の使用する一句に、「羊質虎皮ようしつこひ」というのがあって、外面虎皮こひをかぶりて虚勢きょせいを張り、内心ないしん卑怯ひきょうきわまる偽物にせものす成語としてあり、楊雄ようゆう(前五八—後一八)の文に
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
またここのルクレチウスの記述には、今の電子を思わせるある物もある。電火によって金属の熔融ようゆうするのは、これら粒子の進入のために金属元子の結合がゆるめらるるといっているのも興味がある。
ルクレチウスと科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
関羽もきもを寒うした。黄忠の弓術は、いにしえの養由ようゆうが、百歩をへだてて柳の葉を射たという——それにも勝るものだと思った。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)