“やましぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山鴫80.0%
山鷸20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
樫鳥かしどり山鳩やまばと山鴫やましぎのような鳥類が目にも止まらぬような急速度で錯雑した樹枝の間を縫うて飛んで行くのに、決して一枚の木の葉にも翼を触れるような事はない、これは鳥の目の調節の速さと
からすうりの花と蛾 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
二年ぶりにヤスナヤ・ポリヤナを訪れた Ivan Turgenyef はあるじの Tolstoi 伯爵と一しよに、ヴアロンカ川の向うの雑木林へ、山鴫やましぎを打ちに出かけて行つた。
山鴫 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
山鷸やましぎは程よく肉を切りパンの間に挟みパンの表面には装飾かたがた股の肉と翼の肉を載せて皿に置き附け合せて側に盛る。
食魔に贈る (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
間皿アントレは季節柄ラ・ベカッセ・シヴリである。山鷸やましぎを血のしたたるまま、十五分間煮る。他に色の好いシャンピニヨンを、十二個薄切にしてバタで半焼にする。
食魔に贈る (新字新仮名) / 岡本かの子(著)