“やなぎちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
柳町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時時折助おりすけを引っぱって桜町さくらちょうへ飲みに来たり、こっそりと柳町やなぎちょうへ遊びに出たりするくらいのことで、毎日おもしろくもない甲州の山ばかりをにらめて暮らしていましたが
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その当時、京の土地で公認の色町と認められているのは六条柳町やなぎちょうの遊女屋ばかりで、その他の祇園ぎおん、西石垣、縄手、五条坂、北野のたぐいは、すべて無免許の隠し売女ばいじょであった。
鳥辺山心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
小石川柳町やなぎちょうには一方に本郷よりおりる坂あり、一方には小石川より下る坂があって、互に対峙たいじしている。