“やつばら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奴輩50.0%
奴原44.7%
奴儕5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
登楼あがる奴もあがる奴だし、遊ばせる奴も遊ばせる奴だ。不心得極まる奴輩やつばら——大目に見ておくことはできん。楼主と、その客をこれへ出せっ
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「若僧やるな! 鳥刺しといい貴様といい、愈々胡散うさん奴原やつばらじゃ。どこのどいつかッ。名を名乗らッしゃい? どこから迷って来たのじゃ!」
主人は約束にそむく大嘘つき、まはりの奴儕やつばらはへつらひ武士や臆病者、右を見ても左をみても、癇に障ることばかりが疊まつて來るわ。
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)