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やそはち
ふりがな文庫
“やそはち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
八十八
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八十八
(逆引き)
秋が近くなつて、
薄靄
(
うすもや
)
の掛かつてゐる松林の中の、清い砂を踏んで、主人はそこらを
一廻
(
ひとめぐ
)
りして来て、
八十八
(
やそはち
)
という老僕の
拵
(
こしら
)
へた
朝餉
(
あさげ
)
をしまつて、今自分の居間に据わつた処である。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
宴会のくずれとみえ、松岡町の『
八十八
(
やそはち
)
』という料亭の印いりの傘を持っていた。
契りきぬ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
僕
(
ぼく
)
八十八
(
やそはち
)
の
薦
(
すす
)
める野菜の膳に向つて、飢を
凌
(
しの
)
ぐ。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
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