“やかもち”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤカモチ
語句割合
家持100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おもうに当時の歌人等は、家持やかもちなどを中心として、古歌を読み、時にはかく露骨に模倣したことが分かり、模倣心理の昔も今もかわらぬことを示している。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
躬恒のは瑣細ささいな事をやたらに仰山に述べたのみなれば無趣味なれども、家持やかもちのは全くない事を空想で現はして見せたる故面白く被感かんぜられ候。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
文學者だと思つてだらう、或代議士が遞相と同船中、家持やかもちの長歌「海行かば」云々、「山行かば」云々の句を解し得なかつた滑稽を、特に面白さうに話した。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
其にふるまひのおほどかなこと、若くからうぢかみで、数十家の一族や、日本国中数千の氏人から立てられて来た家持やかもちも、静かな威に圧せられるやうな気がして来る。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
躬恒のは瑣細ささいなことをやたらに仰山ぎょうさんに述べたのみなれば無趣味なれども、家持やかもちのは全くないことを空想で現わしてみせたるゆえ面白く被感かんぜられ候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
五郎 (殆んど叫ぶやうな声になつてゐる)眠るな! 眠つちやいかん! 馬鹿! 聞くんだ! 大伴家持やかもちだ。
浮標 (新字旧仮名) / 三好十郎(著)
そして天平十年が家持やかもち二十一歳だとせば、書持はまだ二十歳にならぬ頃に作った歌ということになる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
大伴家持やかもちが、一族の子弟に与えるため作ったものという「やからす歌」だった。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
皆社会外に立てる人にあらずして要するに詩作家たるのみ、人丸ひとまろ赤人あかひと憶良おくら家持やかもちまた人格の察すべきなく、今日においてはただその詩作家たるを感ずるのみ、以上の諸大家
絶対的人格:正岡先生論 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
(三嶋郡とする説もあり)家持やかもちの哥に「ゆきかへるかりのつばさをやすむてふこれや名におふうら長浜ながはま」▲名立なだち 同郡西浜にしはまにあり、今は宿しゆくの名によぶ。