“もめんいと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木綿糸85.7%
草綿糸14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
合わせることになるわけで、女子おなごにもつとめが科せられるはずだとおぼえておる。十三歳から二十歳までの女一人に、一か月につき木綿糸もめんいと反分たんぶんを上納させるんですな——
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
明治の世の中もややのちになってからのことで、田舎ではみなさんのおかあさまぐらいの人までが、小さいころにはまだお正月に、木綿糸もめんいとを巻いてこしらえた手毬を突いていたのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
手頸てくびには風邪ひかぬ厭勝まじないというなる黒き草綿糸もめんいとかけたるが立出でたり。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)