“もへい”の漢字の書き方と例文
語句割合
茂平100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄関にづれば、うばのいくはくつを直し、ぼく茂平もへい停車場ステーションまで送るとて手かばんを左手ゆんでに、月はあれど提燈ちょうちんともして待ちたり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
これは、わたしが小さいときに、村の茂平もへいというおじいさんからきいたお話です。
ごん狐 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
飯田町いいだまちのお嬢様はお帰京かえり遊ばす、看護婦さんまで、ちょっと帰京かえりますし、今日はどんなにさびしゅうございましてしょう、ねエ奥様。茂平もへい(老僕)どんはいますけれども
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)