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もくわか
ふりがな文庫
“もくわか”の漢字の書き方と例文
語句
割合
杢若
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
杢若
(逆引き)
これはまた余りに
情
(
なさけ
)
ない。町内の
杢若
(
もくわか
)
どのは、
古筵
(
ふるむしろ
)
の両端へ、
笹
(
ささ
)
の葉ぐるみ青竹を立てて、縄を渡したのに、幾つも
蜘蛛
(
くも
)
の巣を
引搦
(
ひっから
)
ませて、
商売
(
あきない
)
をはじめた。
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
寂
(
しん
)
とした暮方、……空地の
水溜
(
みずたまり
)
を町の
用心水
(
ようじんみず
)
にしてある
掃溜
(
はきだめ
)
の
芥棄場
(
ごみすてば
)
に、枯れた柳の夕霜に、赤い鼻を、薄ぼんやりと、
提灯
(
ちょうちん
)
のごとくぶら下げて立っていたのは、屋根から落ちたか、
杢若
(
もくわか
)
どの。
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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