“もえぎいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
萌黄色88.5%
萠黄色11.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「すぐ来るがら。」と云いながら達二たつじは鳥を見ましたら、鳥はいつか、萌黄色もえぎいろ生菓子なまがしかわっていました。やっぱりゆめでした。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
例によって背に負うた萌黄色もえぎいろの風呂敷包だけを見ても、これぞ毎日の日課としてやって来る鶴寿堂の若い番頭であることは疑いありません。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
萠黄色もえぎいろの座布団を敷いた躄り車が、もうその座布団の上へ、落花を受けて、玩具おもちゃかのように置いてある横に立って、父親の方を振り返って見たが、やがて所在なさそうに、道了塚の背後に
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)