“もうしおく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
申後71.4%
申送14.3%
申遅14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに就いて罷出まかりでました……無面目に、お家をうかがい、御叱おしかりを蒙ったで、恐縮いたすにつけても、前後申後もうしおくれましてござるが、老人は下谷御徒士町おかちまちに借宅します
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
折角せっかく訪ねても逢ってはくれず、居留守を使って置いて、あとから手紙で、「私は人嫌いだから、用件は手紙で申送もうしおくってくれ」という詫状わびじょうが来たりするので、大抵の記者はへこたれてしまい
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「ヘヘ……左様で御座いましたか。ヘイヘイ……それに又、申遅もうしおくれましたが、先程は、お連れ様から、存じがけも御座いませぬ……」
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)