“むねとし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宗厳50.0%
宗敏50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わしは、女ではないっ。病人などでもないっ。——柳生家厳いえとしの嫡男、新介宗厳むねとしなのだ。はや首を打てっ。首を打て!」
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伊勢守は、まず宗厳むねとしが、どの程度に、身を捨ててかかっているか。それを木剣のさきから観るようなまなざしであった。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「降伏は申し出ぬが、和議なれば応じ申そう。条件としては、嫡男新介宗厳むねとし様を、長く質子ちしとして貴家へお預け申すべしとの主人家厳が意見にござります」
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弾正だんじょう(伊達宗敏むねとし)さま御出府のあとにて、安房あわ(同宗実むねざね)さまが御上座、まず老臣誓書のことが出ました。