“むじゅん”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ムジュン
語句割合
矛盾100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもまたなん矛盾むじゅんもなしに多少の享楽をも感じていた。もっとも守衛しゅえいや観覧人に時々一瞥いちべつを与えられるのは勿論彼女にも不快だった。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
我は彼を信じたり、しかして今我彼の信ずる所をあきらかに見ることあたかも汝が一切の矛盾むじゅんの眞なり僞やなるを見るごとし 一九—二一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
あんな恥ずべき人間に、あんな美麻奈さんというような、あんな可愛らしい娘さんのあるのは、何んという矛盾むじゅんしたことだろう。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)