“みょうもく”の漢字の書き方と例文
語句割合
名目100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも遠島と申しますのは八丈島、三宅島みやけじまにて、其の内佐渡は水掻人足みずかきにんそくと申しまして、お仕置のうちでも名目みょうもくいのでござりますが、囚人めしゅうどの身に取っては一番つらい処でありますから
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
寛永二十年五月三日、加藤式部少輔明成は、病気のためという名目みょうもくで、四十万石の封土ほうどを、表面は還納だが、実は没収されてしまった。その後へは山形から保科肥後守正之が入部した。
討たせてやらぬ敵討 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
政府にては学校といい、平民にては塾といい、政府にては大蔵省といい、平民にては帳場といい、その名目みょうもくは古来の習慣によりて少しく不同あれども、その事の実はごうも異なることなし。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)