“みやかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宮方83.3%
御館16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜分の外出は差し留められる事、宮方みやかたへ行き合う節は路傍に控えおるべき事、堂上あるいは諸侯へ行き合う節は双方道の半ばを譲って通行すべき事のたぐいだ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
宮方みやかたのお役人も、よく話がわかるものですから、直ぐに許してくれます。一旦、木を伐ってずいぶん売って儲けましたが、そこが都合が悪いので、今度は少し遠くなりますがこっちの方へ廻しました。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
はなしのうちに、官職や位階でも欲しい意味をほのめかすのかと思えば、それもなく、信長はやがて爽やかに御館みやかたを退出した。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)