“みなとがわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
湊川100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
味方はわずか三隻、この小さい艦隊をひきいて、小笠原島に進む木下大佐の心は、湊川みなとがわの戦場に向う、六百年前の、楠木正成くすのきまさしげの心とちがわない。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
湊川みなとがわで戦死した父の首級を見て、自殺せんとして母にいさめられ、其の後は日常の遊戯にまで、朝敵を討ち、尊氏を追う真似ばかりして居たと云う。
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
浜に助け舟は多かったが、後より敵が迫るので、船に乗りこむひまがない。止むなく湊川みなとがわ刈藻かるも川を渡り、板宿いたやど、須磨も通って西へ落ちていった。