“みとく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
味得60.0%
未得40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同時にまたその時以来、僕は物質の窮乏などというものが、精神の牢獄ろうごくから解放された自由の日には、殆んど何の苦にもならないものだということも、自分の生活経験によって味得みとくした。
老年と人生 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
狂歌は卜養ぼくよう貞柳ていりゅう未得みとくらの以後その吟咏にたくみなるものなかりしが故か、一時ややふるはず、安永末年あんえいばつねん朱楽菅江あけらかんこう唐衣橘洲からころもきっしゅう四方赤良よものあからら青年狂歌師の輩出するを待つて始めて再興せられたり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
上 すで仏体ぶったいを作りて未得みとく安心あんしん
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)