“みてら”の漢字の書き方と例文
語句割合
御寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつは千早籠城のみぎりには、ずいぶんこの御寺みてらも拝借して、踏み荒らしたこと。まだまだ大分修理のとどかぬ所も多い。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし好みと云うものも、万代不変ばんだいふへんとは請合うけあわれぬ。その証拠には御寺みてら御寺の、御仏みほとけ御姿みすがたを拝むがい。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
麻布山浅く霞みて、春はまださみ御寺みてらに母と我が詣でに来れば、日あたりに子供つどひて、凧をあげ独楽を廻せり。立ちとまり眺めてあれば思ほゆる我がかぶろ髪。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)