“みずはな”の漢字の書き方と例文
語句割合
水洟100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る日、分けても寒さの厳しい朝のことであったが、伯父の大納言の鼻先から水洟みずはなれているのを見ると、彼はそっと寄って行って
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
へんなときに風邪をひいて、くしゃみや水洟みずはなに悩まされた。生れて初めて非道なめにあい、悲しみと怒りで身の置場もないような気持でいるとき、くしゃみが出、水洟が出たのだ。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)