“みずのえたつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
壬辰66.7%
壬辰年33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乳首をかくしたはだを、お望みの方は、文政壬辰みずのえたつ新板、柳亭種彦作、歌川国貞えがく——奇妙頂礼きみょうちょうらい地蔵の道行——を、ご一覧になるがいい。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ことし壬辰みずのえたつの初春、さきに招かれた答礼として、こんどは玄徳が席をもうけて太守劉璋を招待した宴会は、けだし西蜀開闢かいびゃく以来といってもよい盛大なものだった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天保三、壬辰年みずのえたつの十一月十三日の夜である。馬琴は知人の関潢南の家にまねかれて晩餐の馳走になった。有名な気むずかしい性質から、馬琴には友人というものが極めてすくない。
魚妖 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)