“みごしら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
身拵90.9%
見拵4.5%
身慥4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三次、上原、吉川、中野たち、みんな厳重な身拵みごしらえで、どうやら脱藩するつもりらしい、そのゆきがけの駄賃に意趣をはらそうというのだろう。
いさましい話 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
凛々りりしく見拵みごしらえした武士であった。——夕刻、坂下の花屋の老爺おやじが挙動を怪しんで、寺の裏山へ見送ったという——あの若い武士がこの男であったのではあるまいか。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また合致総和である意味深いものであるかを考へさせるのであるが、泰松寺にある宗右衛門の見た女菩薩は、身慥みごしらへや身構へは菩薩に違ひないが
老主の一時期 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)