“みくまり”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ミクマリ
語句割合
水分100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この速秋津日子はやあきつひこ速秋津比賣はやあきつひめ二神ふたはしら、河海によりて持ち別けて生みたまふ神の名は、沫那藝あわなぎの神。次に沫那美あわなみの神。次に頬那藝つらなぎの神。次に頬那美つらなみの神。次にあめ水分みくまりの神。次にくに水分みくまりの神。
「すると、正遠は、はや亡き人ゆえ、卯木の実家方さとかたをたどるなれば、必然、水分みくまりにて家督をつぎおる現当主、楠木兵衛となりますな」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兄の楠木正成は、ほど近い水分みくまりに“御本屋ごほんや”として、さらに大きな山館やまやかたを構えているが、弟の正季は、べつに一邸をここに持っていた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)