“まるあんどん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丸行燈83.3%
丸行灯8.3%
円行灯8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほかの学者を丸行燈まるあんどんに比較して、たかだか方二尺ぐらいの所をぼんやり照らすにすぎないなどと、自分が広田から言われたとおりを書いている。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
丸行灯まるあんどんともっていた。火光が鋭く青いのは在来の油灯とはちがうらしい。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
こう云って来て貴人のような武士は、円行灯まるあんどんの黄味を帯びた光に、正しい輪郭を照らしていた顔を、にわかにかしげて聞き耳を立てたが、急に立ち上がると円窓を開けた。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)