“まなこだま”の漢字の書き方と例文
語句割合
眼玉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この松本の眼玉まなこだまの黒いうちは組合やこし斷じてこの池田へは入れんぞう。おやぢ! よう聞いとけ、この松本の眼玉の黒いうちは——
黎明 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
しゃ!明神様の託宣おつげ——と眼玉まなこだまにらんで見れば、どうやら近頃から逗留とうりゅうした渡りものの書生坊しょせっぽう、悪く優しげな顔色つらつきも、絵草子で見た自来也じらいやだぞ、盗賊の張本ござんなれ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「なんだ、聞いたこともねえのか。もっとでかい眼玉まなこだまあいて世間のことを見べし。」
鰊漁場 (新字新仮名) / 島木健作(著)