“まくらぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
枕木100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その後また同じ山中に枕木まくらぎ伐出きりだしのために小屋をかけたる者ありしが、夕方になると人夫の者いずれへか迷い行き、帰りてのち茫然ぼうぜんとしてあることしばしばなり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
寝室と書斎とをかねて一つきりの室だった。鉄の狭い寝台が、窓ぎわの壁に押し寄せてあった。枕木まくらぎの上に幾つも枕の重ねてあるのが、クリストフの眼に止まった。
路の一方にはトロッコのレールが敷かれてある。其処そこ此処ここで人夫がレールや枕木まくらぎを取りはずして居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)