“ぼんきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凡禽50.0%
犯禁50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そもそも、鶴は凡禽ぼんきん凡鳥ならず。一挙に千里の雲をしのいで日の下に鳴き、常に百尺の松梢しょうしょうに住んで世のちりをうけぬ。泥中にせんしてしかも瑞々ずいずい
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
(なぜなら犯禁ぼんきんは一時の非である。愛名あいみょうは一生のるいである。)彼は一生の間帝者ていじゃと官員を遠ざかり、まだらなる袈裟けさをつけず、常に黒き袈裟裰子とっすを用いた。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)