“ぼだいさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
菩提山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丸につたの葉でしょ。丸に蔦の葉の御紋は、このあんのうしろから登れる菩提山ぼだいさんのお城の古い屋根瓦にも見られます。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは、安藤伊賀守の娘聟むすめむこ——菩提山ぼだいさんの城主竹中半兵衛だった。病身なので、酒ものまず、また始終一言も発せず、席に沈湎ちんめんとひかえていたからであった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
所領地の不破へ帰り着くと、半兵衛重治は、その一日を祖先の展墓てんぼにすごし、また一ときを、菩提山ぼだいさんたたずんで
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)