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ぼうとうざん
泗上の亭長に身を起したまい、三尺の剣をさげて、白蛇を
㟐蕩山に斬り、義兵をあげて、乱世に縦横し、三年にして
秦をほろぼし、五年にして
楚を平げ、大漢四百年の治をひらいて
遂に、帰路をも遮断されてしまい、むなしく彼は
㟐蕩山方面へ落ちのびて行った。
「ぜひなく
㟐蕩山にのがれて、山賊をやっていた」
そしてこれにも打勝ったすえ、やがて
芒蕩山の
三魁といわれる三名の賊将をとりこにして帰り、彼らの
降を入れて、即日、新顔の列に加えていた。
まもなくまた、
泊中の大兵は、
徐州沛県の
芒蕩山へ出撃して行った。