“ほりゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
蒲柳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蒼白い蒲柳ほりゅうの質で、何かと言へば熱を出す少年は、四谷見附内の伯母の家(そこに少年は母と一緒に寄寓きぐうしてゐた)
地獄 (新字旧仮名) / 神西清(著)
病弱といってもこれといって、持病を持っているのではなく、要するところ腺病質、蒲柳ほりゅうの質であるまでであった。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
蒲柳ほりゅうの公子は生れて以来、かばかりの恥辱を与えられたことをかつて覚えぬ。夜目にこそ見えね色をして
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)